金型の側面とスライドコアの間に埋子などがあった場合、別部品として形状を加工した部品。
スライドユニットはエジェクタプレートが傾斜スライドを押出すと同時に傾斜スライドをスライドさせる。
スラストプレートとT形駒からなる部品。スラストプレートはT形駒のレールとなる板。
別部品なのは、T形駒がスライドするため、材質を硬くする必要があるという理由である。
T形駒は傾斜スライドが動く時に平行移動する駒。
T形駒がスライドロッドと別部品なのは、スライドロッドの長さがやや長めに加工してあるため、高さを合わせるときに底面を磨いて調整するという理由と、T形駒とスライドロッドが1体だとスライドロッドを金型に開けた穴に通すことができないという理由である。
エジェクタプレートと傾斜スライドをつなぐロッドで、調整可能とするために 0.3~0.5mm長く加工してある。
アンダーカット処理をするためのスライドストロークを確保するために傾けられるが、15°より大きくなる場合は補助ロッドを取付ける必要がある。