全自動運転や半自動運転のときに型締め完了で射出した回数を計測するもの。
全自動運転の場合に製作個数に達すると、自動的に成形機を停止させるように成形機を設定したりするときに使用する。
可動側型板と固定側型板を位置決めするためのガイドの役目をするピンと円筒状の部品をいう。
キャビティ・コアを合わせるときのガイドとして使用する。
通常は4本取付け、材質はスライドするために耐摩耗性がよい工具鋼系の焼き入れをしたもので硬さはHRC55以上の硬い材料を使用する。
スライドコアのガイドと浮き上がり防止の役目をする部品をいう。
スライドコアの左右を押さえて、スライドコアの動きを滑らかにする。
ガススプリングはエジェクタプレートを強制的に押戻すスプリングのことで、充填圧力を調整することでスプリングの強さを調整することができる。
ガススプリングを使用する場合は、高温を避けるようにしなければならない。(熱でガスが膨張し、正規のガススプリングの機能が満たせないことがあるため)
充填圧力の計算
初期荷重(Wo)より充填圧力(P)を求めると
P=100×Wo/C(C:定数)
充填圧力(P)とガススプリング定数(G)より相当バネ定数(K)を求めると
K=G×P/100
ピストンロッドの上死点からの変位量(x)における力(W)を求めると
W=P(Gx+C)
※定数(C)とガススプリング定数(G)は、各メーカーのカタログの数値を参照して下さい。
ガススプリングホルダーはエジェクタプレートにガススプリングを固定するために使用するブロックのこと。
エジェクタロッドの役目も果たすため、ボルト取付穴用の座グリ加工がされている。